自身を除く「ギョウ」の面々がすべて捕縛されたことで敗走を余儀なくされたシンジは、森の暗い木々の間から、啓太の顔を憎悪の眼差しで睨み付ける。
ガモウに誓った女王チオモの奪還も成せず、あまつさえ配下をも失うという大失態の原因となったあのイヤツコの男
<オゴメ>には、己の分を解らせねばならない。
インゴの副王
<ガイナ>の矜持において──
一方、ガモウは自らの判断で甲斐谷と薫子を男女それぞれのニエとして選び、神詣
<カムモウデ>に出立していた。
女王によるニエのセンベツという本来のしきたりを省略してモウデを強行するガモウの胸中を測りかねるジウベエ。
その背後でヒナゴたちが不穏に囁く。
カムモウデは絶対であり、シマノカムをないがしろにした者はみな滅ぶ──
各々が信じるものが複数の角度から一点において衝突するとき、大半を崩されて失おうとも最後にその場に残ることを許された、か細いものを真理と呼ぶのか──飛散したそれぞれの欠片の煌めきの中に広がる数多の可能性を積算する、異なる位相からの視線の先に立ち現れるのが正否の問いなのか。
絶対と相対の無慈悲の狭間でなお鼓動と体温によって紡がれていく、トライバル・サバイバル・ストーリー!
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