現在放送中の大人気アニメ「【推しの子】」第2期。原作の人気そのままに、2.5次元舞台編では漫画の舞台化というセンセーショナルなテーマやキャラクターたちの芝居観が大きな話題を呼んでいます。ここでは、特に反響の大きかったシーンを振り返りながら、アクアの復讐劇の行方を考察していきます。
原作改変問題に揺れる「東京ブレイド」舞台化、作者と脚本家の衝突
- 原作者アビ子と脚本家GOAの意見の食い違いから勃発した原作改変問題
- メディアの違いによる原作再現の難しさと、両者の心情に共感が集まる
第2期の幕開けを飾ったのは、鮫島アビ子原作の大ヒット漫画「東京ブレイド」の舞台化をめぐる騒動でした。原作を忠実に再現したい作者と、舞台というメディアに合わせた脚色を施した脚本家の意見が真っ向から対立し、ファンの間でも議論が巻き起こります。作中では両者の心情が丁寧に描かれ、原作再現の難しさと向き合う姿に共感の声が上がりました。
原作ファンからすれば作品の魅力を損なわない再現を望むのは当然ですが、一方で舞台という表現方法には漫画とは異なる工夫が必要不可欠。メディア変換に伴うジレンマを浮き彫りにしたこのエピソードは、リアリティと説得力があると好評でした。原作を愛するがゆえの強い思いがぶつかり合う姿は、多くの視聴者の胸を打ったようです。
「5000万部売ってから言って」アビ子の一言に称賛の嵐!
- 師匠の頼子に言い放った「5000万部売ってから言って」発言が話題に
- 若手売れっ子作家の強気な姿勢に「言い返せる漫画家はいない」と反響
師匠の吉祥寺頼子の仲裁で、なんとか舞台化への理解を示したアビ子でしたが、そこでの「5000万部売ってから言って」という一言がSNSで大きな反響を呼びました。売れっ子若手作家の圧倒的な自信と実力を感じさせるこの発言に、視聴者からは「言い返せる漫画家はいない」「まさに無敵の返し」と称賛の声が続出。
一般的に10万部売れれば大ヒットと言われる漫画業界において、5000万部はまさに別次元の数字。それだけの実績を持つアビ子だからこそ、誰に対しても物怖じしない強気な姿勢で臨めるのでしょう。ただ、最後は頼子の「でも、悪いけど私の方が面白い漫画描いてっから!」という返しで締めくくられるあたり、2人の師弟関係の深さも垣間見えて微笑ましかったですね。
有馬かなVS黒川あかね、因縁のライバル同士が火花を散らす!
- 犬猿の仲の有馬かなと黒川あかねによる舌戦が勃発
- お互いの過去をえぐり合う毒舌合戦に視聴者も爆笑
「東京ブレイド」の稽古が進む中、かねてから因縁のあった有馬かなと黒川あかねの舌戦が勃発しました。あかねに対し、プライドの高いかなが容赦ないイジリを見舞いますが、負けじと「ピーマン体操が代表作なくせに!」とカウンターを叩き込むあかね。さらにかなが「そっちだって代表作は恋愛リアリティーショーでしょーが!」と応戦し、お互いの過去をえぐり合う展開に。
一般的に犬猿の仲と言われる2人ですが、ここまで本気で罵倒し合うのは珍しいかも。プライドの高い2人だけに一歩も引かない姿は、視聴者の爆笑を誘いました。ただ、かなに憧れて女優の道を志したあかねの過去が明らかになるなど、ライバル関係の根底には尊敬の念もあることが伺えます。2人の関係性がどう変化していくのか、今後の展開から目が離せません。
鳴嶋メルトが覚醒!迫真の感情演技で会場を圧倒
- 下手な演技で作品を台無しにしたメルトが、本番で覚醒
- 自身の経験を役に重ね、渾身の感情演技を披露
「今日は甘口で」の撮影で大根ぶりを晒したメルトでしたが、本番である「東京ブレイド」では見事な演技で観客を魅了しました。アクアのアドバイスを胸に、自分の弱さと向き合った役の心情に、自身の劣等感をオーバーラップ。渾身の感情演技で、強いと思っていた自分の弱さに打ちのめされるギザミの姿を熱演したのです。
アートな作画と相まって、メルトの覚醒シーンは圧巻の出来栄え。かつて彼のせいで台無しになった「今日アマ」の原作者・頼子が、客席で感動の涙を浮かべるシーンは印象的でした。努力を重ねて掴んだ成長の瞬間を、リアルに描き切ったこのエピソードには、「アニメ化ならではの神演出」「凄すぎて目ん玉飛び出た」など絶賛の声が相次ぎました。
有馬かなが太陽の輝きを取り戻す!あかねも胸キュン必至
- あかねとの演技対決に臨んだかなが、アクアの後押しで本領発揮
- 子役時代の輝きを取り戻したかなに、あかねも胸をときめかせる
メルト同様、かなにも転機が訪れます。あかねから演技対決を挑まれるも、当初は本気を出さないかな。しかしアクアの「有馬がやりたい芝居を見てみたい」という言葉に背中を押され、ついに子役時代の輝きを取り戻すのです。太陽のような眩しい笑顔で舞台を照らし、観客を魅了するかな。その姿に、ライバルのあかねさえも「かなちゃん…かなちゃん…」と胸をときめかせました。
幼い頃は天才子役と呼ばれながらも、大人になって低迷していたかな。純粋に芝居を楽しむ心を失っていた彼女が、アクアの一言で本来の輝きを取り戻すさまは、まさに”推し”の力を象徴するシーンと言えるでしょう。ファンからは「太陽のかなちゃん復活」「きらきら満点のかなちゃん最高」と歓喜の声が上がる一方、あかねの乙女な反応にも注目が集まりました。
アクアが闇堕ち…復讐に向けて茨の道を進む覚悟
- かなを鼓舞した直後、アクアはパニック症状のトリガーを引く
- 芝居を楽しむことを捨て、復讐のためだけに生きる決意を固める
一方、かなの背中を押したアクアは、その直後に自らパニック症状のトリガーを引きます。生前のアイと関係のある人物がいるというララライ。復讐のために芸能界入りしたアクアにとって、「東京ブレイド」への出演はまさに運命の分岐点だったのです。トリガーを引くことで、アクアは芝居を楽しむことを完全に捨て去り、復讐のためだけに生きる道を選択。その決意の表れとも言える、闇に染まった演技を披露しました。
「しんどくて見てられない」「アクアの覚悟がつらすぎる」。かなとは真逆の、どす黒い感情が渦巻くアクアの姿に、視聴者からも同情の声が上がります。しかし、アイを殺した犯人を見つけ出すという彼の復讐劇は、もはや後戻りできない地点に差し掛かっているのかもしれません。果たしてアクアの運命の行方は――。その答えが明らかになる日が、今か今かと待ち遠しいですね。
【推しの子】第2期、盛り上がりを見せる2.5次元舞台編!アクアの復讐劇の結末は?
「【推しの子】」第2期、2.5次元舞台編は回を追うごとに盛り上がりを見せています。原作改変問題に端を発した作者と脚本家の対立、有馬かなと黒川あかねの因縁バトル、鳴嶋メルトの覚醒と有馬かなの復活劇など、見どころの多さに目が離せない展開が続いています。そして何より気になるのは、復讐に人生を捧げるアクアの運命。ついに真相解明に向けて動き出した彼の行く末を、今後も見守っていきたいですね。
また、舞台「東京ブレイド」の成功とは別に、B小町の活動再開にも期待が高まっています。現在は有馬かなの舞台出演でルビーとMEMちょの出番が少ない状況ですが、3人揃ってアイドルステージで輝く日が早く来ることを願うばかり。「【推しの子】」第1期、第2期はABEMAで全話無料配信中とのことなので、まだ観ていない方はぜひチェックしてみてください!