草野華余子が語る『鬼滅の刃』『ぼっち・ざ・ろっく!』ヒット曲の裏側 – 作曲家としての転機と制作秘話に迫る

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シンガーソングライター・作詞・作曲家の草野華余子さんが、SABEMAの番組「SHIBUYA ANIME BASE」にゲスト出演。自身のキャリアの転機となった出来事や、大ヒット楽曲の制作秘話などを赤裸々に語りました。

5歳で始めた作曲、高校卒業までに200~300曲を作り上げる

  • 音楽との出会いは5歳、ぬいぐるみ1体ずつにメロディーを付けるのが最初
  • 高校3年生までに200~300曲を作り上げる驚異的な創作力

草野さんは音楽との出会いが非常に早く、わずか5歳の時からぬいぐるみ1体ずつにメロディーを付けるという形で作曲を始めたそうです。その後、高校3年生までには200~300曲もの楽曲を作り上げる驚異的な創作力を発揮していました。

しかし、歌手としてのキャリアを歩んでいた草野さんに思わぬ障害が立ちはだかります。ポリープを患い、失声症ぎみになってしまったのです。1年間の音楽活動休止を余儀なくされ、「音楽を辞めるなら今かと初めて人生で思ってこんなに好きだったものに夢も憧れも感じられなくなった」と当時の心境を吐露しました。

運命の転機 – LiSAのコンペ参加がきっかけで作曲家としての道へ

  • 関西のスタジオの方の勧めでLiSAの楽曲コンペに参加
  • コンペで採用された『DOCTOR』が作曲家としての新たなステージへの扉に

そんな暗闇の中、草野さんに運命の出会いが訪れます。関西のスタジオでお世話になっていた方から、LiSAさんの楽曲コンペへの参加を勧められたのです。見事コンペで採用されたのが『DOCTOR』(2013年)。この曲が草野さんを作曲家としての新たなステージへと導く転機となりました。

『DOCTOR』の成功以降、草野さんは作曲家としてのキャリアを本格的にスタートさせます。『鬼滅の刃』のオープニングテーマ『紅蓮華』など、数々の大ヒット曲を生み出していくことになるのです。

『紅蓮華』と並ぶ代表曲は『ぼっち・ざ・ろっく!』の『あのバンド』

  • 世間的には『紅蓮華』が代表曲だが、個人的には『あのバンド』の反響の大きさを実感

草野さんの代表曲を聞くと、「世間的にはみなさん『紅蓮華』っておっしゃってくださるしもちろん嬉しいしありがたい」としつつも、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の『あのバンド』について「反響も大きかったなと思います」と言及。『あのバンド』は1,800万再生を突破した大ヒットソングです。

『あのバンド』制作秘話 – 「キャッチーすぎない」をコンセプトに

  • 「キャッチーすぎない」をコンセプトに、あえて耳に残りにくいメロディーを追求
  • コアなファンが心から愛せる楽曲を目指し、一筆書きで仕上げる

『あのバンド』の制作秘話について草野さんは、「キャッチーすぎない」をコンセプトに、あえて耳に残りにくいメロディーを追求したと明かします。「ライブハウスで流れている音楽って一回サビを聞いたら覚えられるようなメロディじゃないっていうのを言ってくださったからそれをかなり意識的にキャッチーにならないように書くっていう」と、コアなファンが心から愛せる楽曲を目指したそうです。

さらに、『あのバンド』は一筆書きで仕上げたとのこと。「本当にアルバムの名曲を書くような、コアなオタクが好きそうな曲を作るってことに全振りして書かせてもらいました」「バンドの流れが変わる瞬間の曲だったのですごい反響があっていい意味で手癖で書いたので」「1回目に歌った通りで手直しもしていないから一筆書きでここまでやりたかったこと伝わるんだと嬉しかったです」と、制作時の思いを語りました。

アニソンシーンに多大な影響を与え続ける草野華余子の音楽

草野華余子さんが手がける楽曲は、アニメファンの心を揺さぶり続けています。『鬼滅の刃』『ぼっち・ざ・ろっく!』といった話題作のヒットソングを生み出し、アニソンシーンに多大な影響を与えてきました。

草野さんの音楽の魅力は、キャッチーさを追求しつつも、コアなファンの心に響くような深みを持っているところにあるのかもしれません。一筆書きで完成させるという独特の制作スタイルも、草野さんの楽曲の個性を生み出す要因の一つと言えるでしょう。

今後も注目が集まる草野華余子の活躍に期待

歌手としての挫折を乗り越え、作曲家として大成功を収めた草野華余子さん。その類まれな才能と音楽に対する情熱は、今後も多くの人を魅了し続けることでしょう。

アニメファンにとって、草野さんが生み出す楽曲は欠かせない存在となっています。新たなアニメ作品とのコラボレーションにも大きな期待が寄せられる中、草野華余子さんの今後の活躍から目が離せません。

まとめ

シンガーソングライター・作詞・作曲家の草野華余子さんが、自身の音楽人生について語りました。5歳で作曲を始め、高校卒業までに200~300曲を作り上げるという驚異的な才能を持ちながらも、歌手としての挫折を経験。しかし、LiSAさんの楽曲コンペをきっかけに作曲家としての道を歩み始め、『鬼滅の刃』の『紅蓮華』や『ぼっち・ざ・ろっく!』の『あのバンド』など、数々の大ヒット曲を生み出してきました。

草野さんの音楽は、キャッチーさとコアなファンの心に響く深みを兼ね備えており、一筆書きで完成させるという独特の制作スタイルも魅力の一つ。アニソンシーンに多大な影響を与え続ける草野華余子さんの今後の活躍に、大きな期待が寄せられています。

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