漫画やアニメの世界では、自分勝手な行動によって物語を大きく動かしてしまう”戦犯キャラ”が存在します。彼らの行動は読者や視聴者から批判されることも多いですが、実は物語の展開に欠かせない存在なのです。今回は、そんな”戦犯キャラ”たちに焦点を当てて詳しく解説していきます。
『ドラゴンボール』のベジータとセル編の戦犯行為
- ベジータがセルを完全体にさせてしまったことで、人類消滅の危機に
- 悟飯もセルを早期に倒さなかったことで、悟空の死を招いてしまう
『ドラゴンボール』のセル編では、ベジータが興味本位でセルを完全体にさせてしまったことで、人類消滅の危機に陥ります。さらに、覚醒した悟飯がセルを早期に倒さなかったことで、悟空の死という悲劇的な結末を迎えてしまいました。彼らの自分勝手な行動が、物語を大きく動かしたと言えるでしょう。
しかし、彼らの行動がなければ、セルとの激闘や悟飯の覚醒、悟空の感動的な最期といった名シーンは生まれなかったかもしれません。”戦犯キャラ”の存在は、物語に緊張感とドラマ性を与える重要な要素なのです。
『機動戦士ガンダム』のジーンが引き起こした戦いの始まり
- ジーンがデニム曹長の命令を無視して攻撃を開始
- アムロがガンダムに乗ることになり、エースパイロットとして覚醒
『機動戦士ガンダム』の第1話では、ジオン公国軍のジーンが上官の命令を無視して地球連邦軍への攻撃を開始します。これがきっかけで主人公のアムロがガンダムに乗ることになり、エースパイロットとして覚醒していきます。
もしジーンが偵察任務に徹していれば、アムロはパイロットとして目覚めることはなかったかもしれません。ジーンの独断行動が、物語の始まりを大きく変えてしまったのです。しかし、その行動がなければ、ガンダムというコンテンツ自体が生まれなかった可能性もあります。”戦犯キャラ”の存在は、物語の発展に欠かせないのかもしれません。
『ONE PIECE』の大海賊時代を招いたモブキャラ
- ロジャーの処刑時に大衆の一人が「宝はどこに隠した」と質問
- ロジャーの「この世のすべてをそこに置いてきた」という発言で大海賊時代に
『ONE PIECE』では、海賊王ゴール・D・ロジャーの処刑シーンで登場したモブキャラの一言が、大海賊時代の幕開けを招いてしまいます。大衆の一人が「宝はどこに隠した」と問いかけ、ロジャーが「この世のすべてをそこに置いてきた」と答えたことで、多くの海賊たちが一攫千金を夢見て海に出ることになったのです。
このモブキャラは一瞬の登場でしたが、その発言が物語の根幹に関わる重大な出来事を引き起こしました。まさに”戦犯キャラ”と呼ぶべき存在だと言えるでしょう。しかし、彼の発言がなければ、ルフィたちの冒険や夢は生まれなかったかもしれません。物語を動かす上で、”戦犯キャラ”の存在は不可欠なのです。
まとめ:物語を動かす”戦犯キャラ”たちの存在意義
漫画やアニメの世界には、自分勝手な行動で物語を大きく動かしてしまう”戦犯キャラ”が数多く存在します。彼らの行動は読者や視聴者から批判されることも多いですが、実は物語の展開に欠かせない重要な存在なのです。
ベジータやジーン、モブキャラの行動がなければ、名シーンや感動的な展開は生まれなかったかもしれません。”戦犯キャラ”たちは、物語に緊張感とドラマ性を与え、読者や視聴者を引き付ける存在なのです。彼らの自分勝手な行動を、物語を動かす推進力として捉え直してみるのも面白いかもしれません。