『キングダム 大将軍の帰還』大沢たかお演じる王騎将軍の圧巻の活躍!吉川晃司との一騎打ちは必見!

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大ヒットシリーズ『キングダム』の最新作『キングダム 大将軍の帰還』が現在公開中だ。今作では、大沢たかお演じる王騎将軍が完全戦闘モードに突入し、吉川晃司演じる龐煖との一騎打ちを繰り広げる。その迫力あるアクションシーンは必見だ。

大沢たかおが体現する最強の王騎将軍

  • 過去最高の王騎将軍ぶりを発揮する大沢たかお
  • 鍛え上げられた筋肉は王騎将軍そのもの
  • 大沢たかおの魂の演技が他のキャスト陣を引っ張る

大沢たかお演じる王騎将軍は、今作で過去最高の活躍を見せる。ノースリーブ鎧から見える腕の筋肉は、まるで長年の戦場で鍛え上げられたかのようだ。大沢たかおの入魂の演技は、山﨑賢人をはじめとする他のキャスト陣をも感化し、作品全体を引っ張っていく。

大沢たかおの演技力は、王騎将軍という役柄を完璧に体現している。彼の魂の入れ込み具合は、音楽担当のやまだ豊をも「王騎と一緒に死ぬぐらいの覚悟で挑まないといけない」と言わしめるほどだ。大沢たかおの存在感が、作品の枠を超えて広がっているのだ。

吉川晃司演じる因縁の相手・龐煖

  • 山にこもり武の修練に励む龐煖を熱演
  • 人智を超えた雰囲気を醸し出すことに成功
  • 吉川晃司の代名詞”蹴り”も健在

王騎将軍を本気にさせたのは、吉川晃司演じる趙軍総大将・龐煖だ。「武神」と呼ばれる彼は、山にこもって武の修練に励む純粋な戦士である。吉川晃司はこの役作りのため、実際に山籠もりをして矛の練習に励んだという。その愚直なまでの努力が、龐煖の人智を超えた雰囲気を見事に表現している。

また、吉川晃司といえば”蹴り”の印象が強い。原作には登場しないが、吉川晃司ならではの蹴りのアクションも本作で披露される。信や羌瘣に放たれた横蹴りの迫力は圧巻だ。王騎との対決では、得意の上段前蹴りも炸裂する。その破壊力たるや、まさに人間離れしている。

王騎VS龐煖の一騎討ちは戦の華

  • 『キングコング対ゴジラ』や『ダークナイト ライジング』にも例えられる激闘
  • 一騎討ちの最中は敵味方問わず全兵士が観戦するのが作法
  • 大将同士の戦いは手出し無用

王騎と龐煖の一騎討ちは、まさに戦の華と呼ぶにふさわしい激闘だ。監督の佐藤信介は『キングコング対ゴジラ』、プロデューサーの松橋真三は『ダークナイト ライジング』のバットマンVSベインの戦いに例えている。その迫力たるや、まさに怪物同士の戦いを彷彿とさせる。

一騎討ちが始まると、敵味方問わず全兵士が観客と化すのは必然だ。大将同士の戦いに手出しするのは御法度である。たとえそれまでの戦いが無意味に思えようとも、それを口にするのは野暮というもの。大将の一騎討ちにすべてを託すのが、戦場の掟なのだ。

王騎将軍と信の師弟関係

  • 一騎討ちの後、一頭の馬に同乗する2人
  • 孤児だった信にとって王騎は父のような存在
  • 王騎から将軍としての心構えを学ぶ

龐煖との一騎討ちを終えた王騎は、信と一頭の馬に同乗して戦場を進む。天下の大将軍と一介の百人将が同乗するその理由は、本編を見れば明らかになるだろう。ただ、そのシーンにおける2人の様子は、まるで父と子のようだ。

孤児として育った信にとって、王騎将軍は父親のような存在だったのかもしれない。馬上で将軍としての心構えを教えられ、「将軍の見る景色」を見せつけられた信は、新たな決意を胸に秘める。かつてはただ戦うことだけを考えていた信も、今では仲間の命を預かる立場となった。その成長ぶりは、見ているものの胸を打つ。

山﨑賢人演じる信の成長

  • 顔つきの変化に内面の成長が表れている
  • 王騎をはじめとする将軍たちから多くを学ぶ
  • 背負うべき仲間の命の重さを知る

山﨑賢人演じる信の成長ぶりも見逃せない。第1作での彼はまだ「クソザコ」と評されるほどの未熟者だったが、この4部作を通して見事に成長を遂げる。特に顔つきの変化には、内面の成熟が如実に表れている。

王騎をはじめとする将軍たちとの戦いを通して、信は多くのことを学んでいく。かつては独りで戦うことしか考えていなかった彼も、今では仲間の命を預かる立場となった。死んでいった仲間の思いをも背負い、戦い続けなければならない。その覚悟と責任の重さを、信は身をもって知ったのだ。

シリーズ続編への期待

  • 『鬼滅の刃』の『無限列車編』のような位置づけ
  • 王騎将軍は煉獄杏寿郎のような存在
  • 今作は物語全体のクライマックスではない

『キングダム』シリーズは今作で一区切りを迎えるようだが、まだまだ続編への期待は尽きない。今作は、『鬼滅の刃』で言うところの『無限列車編』のような位置づけだ。王騎将軍は、『鬼滅の刃』の煉獄杏寿郎のような存在と言えるだろう。

つまり、今作は主人公の覚醒と成長を促す物語前半の山場ではあるが、物語全体のクライマックスではないのだ。原作漫画はまだまだ続いており、アニメ化やさらなる映画化への期待は大きい。嬴政や騰、万極らのこれからの活躍も気になるところだ。ただ、そのためには山﨑賢人という若き俳優の肉体に、さらなる負担がかかることは否めない。彼の体調管理も、今後の課題となりそうだ。

『キングダム』シリーズの真骨頂とも言える作品

『キングダム 大将軍の帰還』は、シリーズの真骨頂とも言える作品だ。大沢たかお演じる王騎将軍の活躍は圧巻の一言に尽きる。吉川晃司との一騎討ちのシーンは、まさに本作の見せ場と言っても過言ではない。

また、山﨑賢人演じる信の成長ぶりにも注目だ。未熟な若者から一人前の将軍へと成長していく姿は、多くの視聴者の共感を呼ぶことだろう。今作は『キングダム』シリーズの集大成であると同時に、新たなる伝説の幕開けでもある。ぜひ劇場に足を運び、この感動を体感してほしい。

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