マンガに精通する書店員らが選ぶ「マンガ大賞2025」のノミネート作品が発表されました。「ふつうの軽音部」や「女の園の星」など、話題の作品が勢揃いです。過去の受賞作には「ちはやふる」や「3月のライオン」などがあり、大賞受賞後に売り上げが伸びたり、アニメ化や映画化されたりと注目を集めています。今回ノミネートされた10作品から、果たして大賞に輝くのはどの作品でしょうか。
「マンガ大賞」とは?特徴や過去の受賞作品を紹介!
- マンガ家や編集者など直接の利害関係者が審査に関与しないのが特徴
- 大賞受賞で注目を集め、売り上げが伸びたりメディア展開につながることも
- 過去の受賞作品には「ちはやふる」「3月のライオン」「響~小説家になる方法~」などがある
「マンガ大賞」は2008年に創設されたマンガ賞で、マンガに精通する書店員らが「その年一番面白いと思ったマンガ」を選ぶのが特徴です。審査にはマンガ家や編集者など直接の利害関係者が関与しないため、純粋にマンガの面白さで評価されます。大賞に選ばれると注目を集め、売り上げが伸びたりアニメ化や映画化などのメディア展開につながることもあります。過去の受賞作品には、末次由紀さんの「ちはやふる」や羽海野チカさんの「3月のライオン」、柳本光晴さんの「響~小説家になる方法~」などがあります。
2024年の大賞は、泥ノ田犬彦さんの「君と宇宙を歩くために」が受賞しました。今年はどの作品が選ばれるのか、今から注目が集まっています。
「ふつうの軽音部」が大賞候補に!話題のバンドストーリー
- 集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+」で連載中
- 豪華バンドとのコラボ企画なども話題に
- 等身大の高校生たちの青春ストーリーが魅力
ノミネート作品の中で注目なのが、「少年ジャンプ+」で連載中の「ふつうの軽音部」です。本作は、高校の軽音部を舞台に、等身大の高校生たちが音楽に青春をかける姿を描いた作品。リアルな高校生活や、バンド活動でのトラブルなどが丁寧に描かれており、多くの読者の共感を呼んでいます。
また、人気バンドとのコラボ企画なども話題となり、音楽ファンからの注目も集めています。音楽シーンとの親和性の高さも本作の魅力の一つと言えるでしょう。大賞候補としても十分な実力を持っていると評価されています。
「女の園の星」和山やまの新境地!?女子刑務所を舞台にしたヒューマンドラマ
- 「カラオケ行こ!」などで知られる和山やまの新作
- 女子刑務所を舞台にしたヒューマンドラマ
- 多様なキャラクターたちの人間ドラマに注目
「カラオケ行こ!」などで知られる和山やまさんの新作「女の園の星」も大賞候補となりました。本作は、女子刑務所を舞台にしたヒューマンドラマ。囚人たちの過去や人間関係が丁寧に描かれており、重厚な物語が展開されています。
和山さんのこれまでの作品とは一線を画すシリアスな内容ですが、登場人物たちの心情や関係性が繊細に描写されており、新境地を開拓した作品として高く評価されています。女子刑務所という特殊な舞台設定も話題を呼んでおり、大賞レースでも存在感を発揮しそうです。
「COSMOS」で田村隆平が描く、壮大なSFファンタジー!
- 「べるぜバブ」などで知られる田村隆平の新作
- 壮大なスケールのSFファンタジー
- 緻密な世界観と複雑に絡み合うストーリーが魅力
「べるぜバブ」などで知られる田村隆平さんの新作「COSMOS」も見逃せません。本作は、遠い未来の宇宙を舞台にした壮大なSFファンタジー。人類の存亡をかけた戦いが描かれており、緻密に構築された世界観と複雑に絡み合うストーリーが特徴です。
田村さんの代表作「べるぜバブ」とはまた違ったテイストの作品ですが、そのスケールの大きさとストーリーテリングの巧みさは健在。SF好きにはたまらない作品となっています。大賞レースでもダークホースとして注目されています。
異色作から話題作まで!その他のノミネート作品も見逃せない!
- 「この世は戦う価値がある」「死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)」など異色作も
- 「図書館の大魔術師」「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」など幅広いジャンルの作品がノミネート
- 新人からベテランまで実力派揃いの顔ぶれ
「ふつうの軽音部」や「女の園の星」、「COSMOS」以外にも、個性的な作品が多数ノミネートされています。「この世は戦う価値がある」や「死に戻りの魔法学校生活を、元恋人とプロローグから(※ただし好感度はゼロ)」など、一風変わった設定の作品もあれば、「図書館の大魔術師」や「ドカ食いダイスキ!もちづきさん」など、ファンタジーやグルメなど幅広いジャンルの作品が選ばれています。
また、ノミネート作品の作者陣も新人からベテランまで実力派揃い。それぞれの作品がどのような物語を展開し、読者を魅了していくのか、今から楽しみです。大賞レースは例年以上の激戦となりそうです。
過去の受賞作品を振り返る!「マンガ大賞」の軌跡
- 「岳」「ちはやふる」「テルマエ・ロマエ」など名作揃いの歴代受賞作
- 「かくかくしかじか」「ゴールデンカムイ」など話題作も受賞
- 大賞受賞がブレイクのきっかけに!
「マンガ大賞」は2008年の創設以来、数々の名作を輩出してきました。初代大賞の「岳」を始め、「ちはやふる」や「テルマエ・ロマエ」、「3月のライオン」など、今や誰もが知る作品が受賞しています。また、「かくかくしかじか」や「ゴールデンカムイ」など、受賞時には無名だった作品もあとから大ヒットするなど、「マンガ大賞」の影響力の大きさが伺えます。
受賞作の多くは、アニメ化や映画化などのメディア展開で話題になり、多くの読者を獲得してきました。「マンガ大賞」は、優れた作品を発掘し、広く知らしめる重要な役割を果たしていると言えるでしょう。今年のノミネート作品にも、将来の名作となる可能性を秘めた作品があるかもしれません。
2025年の「マンガ大賞」は誰の手に!?今後の展開に注目!
「マンガ大賞2025」のノミネート作品が発表され、大賞レースの火蓋が切って落とされました。「ふつうの軽音部」や「女の園の星」、「COSMOS」など話題作が揃う中、果たして大賞の栄冠を手にするのはどの作品でしょうか。受賞作の発表は2025年3月を予定しており、それまでの間に各作品がどのような展開を見せるのかにも注目が集まります。
また、大賞受賞後の展開にも要注目です。過去の受賞作の多くがメディアミックス展開で大ヒットを記録してきたように、2025年の大賞作品にも同様の可能性があります。マンガファンのみならず、アニメや映画のファンにとっても見逃せない話題となりそうです。「マンガ大賞2025」の行方から目が離せません。